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【研究論文紹介】新しい論文をアップしました

奥歯の噛み合わせがない場合、高血圧リスクは1.7倍も高まる

 口腔内の健康と血圧の関係における食事摂取の役割について日本の農村地域に居住する65歳以上の自立した成人894名を対象に評価を実施した。
口腔内の状態は、残存歯数、咬合力、後方咬合支持力、咀嚼能力、口腔水分、口腔内細菌量により評価した。正常血圧が30.9%、高血圧が23.8%、高血圧の既往が45.3%に認められた。
高血圧と有意に関連する因子は、年齢、肥満度、後方咬合支持の状態、食塩摂取量および野菜摂取量に関連するナトリウム-カリウム比であった。
後方咬合のない参加者は、高血圧のリスクが有意に高かった(オッズ比=1.72)。

 

▶論文情報
The Association of Dietary Intake, Oral Health, and Blood Pressure in Older Adults: A Cross-Sectional Observational Study

Nutrients 2022, 14(6), 1279
発行日:2022年3月17日

 

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