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【横断研究】日本の地域在住プレフレイル高齢者における口腔虚弱の危険因子

◆概略

口腔虚弱は虚弱のリスク因子として確立されており、虚弱への進展に重要な役割を果たしている。

しかし、高齢者における口腔虚弱とプレフレイルティの関連は不明である。

口腔虚弱を有する高齢者におけるプレフレイルの特徴と危険因子を明らかにすることを目的とした。

377名の高齢者が参加した。口腔検査は、咀嚼機能、自己申告による嚥下機能、口腔水分について、簡便かつ非侵襲的に測定した。虚弱の表現型を評価するために虚弱スクリーニング指数を用いた。

虚弱者40名と頑健者99名を除外した結果、虚弱予備群の全有病率は63.1%であった。

予備虚弱者の平均年齢は76.6±5.8歳で、70.6%が女性であった。

虚弱予備軍高齢者の10.5%が経口虚弱であった。

多変量解析では、糖尿病、がんの既往、義歯装着、栄養不良が、プレフレイル高齢者の口腔虚弱と独立して関連していた。

口腔虚弱の有病率は、地域在住のプレ虚弱高齢者では低かった。

口腔管理、栄養管理、疾病管理を含む早期介入は、プレフレイル高齢者の口腔虚弱を予防または改善し、虚弱への進行を予防する可能性がある。

▶論文情報

Community Dent Health. 2023 Nov 15. 

発行日:2023年11月15日

  

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