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【研究論文紹介】新しい論文をアップしました

【Review】歯科医師は妊婦だけでなく妊娠を計画している人に対しても正しい衛生的な維持管理をアドバイスする必要がある(イタリア)

歯周の健康は、もはや一つの要因ではなく、全身の健康そのものと一体化して考えられている。また歯周病の存在は、心臓病や糖尿病など多くの全身疾患のリスクファクターとなりうることが文献上でも認識されている。近年では歯周病が生殖機能に及ぼす影響や妊娠の可能性についても関心が高まっている。歯周病と女性不妊症の相関性に関する限られた研究結果を分析すると、この状態は実際の感染症の発生と同じであり、血流中の細菌の移動により病原体の全身拡散を引き起こすだけでなく、炎症メディエーターによるサイトカインや免疫グロブリンの産生を介して影響を及ぼすことが推察された。このような状況は、細菌の増殖を促進し、胎児や生殖器系にダメージを与え、受胎の試みを妨げる可能性がある。口腔内の健康を常に維持することは、間違いなく必要なことである。関係する専門家(婦人科医、産科医、歯科医など)がこれらの問題についてコミュニケーションをとり、協力することが重要である。

▶論文情報
Can periodontal disease affect conception? A literature review
Reprod Fertil. 2021 Feb 5;2(1):R27-R34. 

発行日:2022年2月5日

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