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【研究論文紹介】新しい論文をアップしました

妊娠中の歯周病が口腔内微生物に及ぼす影響についての評価

【メタ解析】歯周病治療は周産期死亡のオッズ比を88%、早産を31%低下させることができる。

先行研究の知見を検証し、その結果を総合的に検討することで、妊娠中の口腔内微生物の変化の可能性について検討した。

出生前歯科治療前後の唾液中のS. mutansキャリッジの平均差は0.92(MD;95 CI [0.57, 1.27], P > 0.05)であった。

周産期死亡率と歯周治療との関連オッズ比は-0.88(OR; 95 CI [-2.53, 0.76], P > 0.05)、早産と歯周治療との関連オッズ比は -0.31(OR; 95 CI [-0.70, 0.09], P > 0.05) であった。

出生体重と妊娠中の歯周病治療との間には、統計的に有意な関係があった。

妊娠中は歯周病と低出生体重児、周産期死亡率、早産との間に直接的な関係があることが観察されたが、妊娠中と産後との間の微生物の高い関連性については、さらなる研究が必要であることがわかった。

妊婦では口腔内の微生物が影響を受けることが報告されており、口や歯のケアを十分に行う必要がある。

▶論文情報

J Clin Transl Res. 2023 Apr 15;9(3):144-152. eCollection 2023 Jun 29.

発行日:2023年4月15日

  

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