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【NHANES】食事からの抗酸化物質の摂取が歯周病の健康増進に役立つ

◆概略

米国成人における食事からの抗酸化物質摂取と歯周健康との関係、およびミトコンドリア機能の潜在的役割を評価すること。
NHANES(National Health and Nutrition Examination Survey)2011-2014のデータを用いて横断研究を行った。

食事関連指標として、食事酸化バランススコア(DOBS)、抗酸化ビタミンの食事総抗酸化能(DTAC)、食事総合抗酸化指数(CDAI)の3つを用いて食事からの抗酸化物質摂取量を評価した。

歯周病パラメータには、アタッチメントロス(AL)とプロービングポケットデプス(PPD)が含まれた。

ミトコンドリア機能障害はメチルマロン酸(MMA)値を用いて評価した。

加重多変量線形回帰分析を用いて、食事からの抗酸化物質摂取と歯周病状態との関連を検討した。

さらに、探索的媒介分析を行い、関連に対するMMAの媒介効果を明らかにした。
5520名の参加者が本研究に参加した。

DOBSおよびDTACスコアが高い参加者は、AL/PPDおよびMMAの平均値が低かった。

CDAIは平均ALおよびPPDと負の相関を示した。

さらに、MMAは、DOBSと平均ALおよび平均PPDとの間の関連性のそれぞれ9.4%および4.9%を媒介した。

MMAはまた、DTACと平均ALおよび平均PPDとの間の関連性のそれぞれ7.2%および3.3%を占めていた。

本結果は、食事からの抗酸化物質の摂取が歯周病の健康増進に役立つことを支持するものである。

▶論文情報

J Clin Periodontol. 2024 Feb 7.

発行日:2024年2月7日

  

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