【研究論文紹介】新しい論文をアップしました
| 黄明姫
歯周病菌と唾液バイオマーカーの組み合わせによる歯周炎予知法の有効性が確認された
高齢者における慢性歯周炎を予測するために、主要歯周病原菌および唾液バイオマーカーの組み合わせと歯周炎の有無との関連性について201名の日本人について調査を行った。
刺激唾液を採取し,Porphyromonas gingivalis,Treponema denticola,Tannerella forsythia,Prevotella intermediaの陽性率と,インターロイキン(IL)-1β,IL-6,腫瘍壊死因子-α(TNF-α)およびプロスタグランジンE2(PGE2)という4種類のバイオマーカーを分析した。
刺激唾液中の P. gingivalis の存在と唾液中 IL-1β の高値の組み合わせは、高齢者における慢性歯周炎の検出と予測に重要な役割を果たす可能性が示唆された。
▶論文情報
Validity of a combination of periodontal pathogens and salivary biomarkers as predictors of periodontitis
(韓国)
J Periodontal Res. 2022 Aug 17.
発行日:2022年8月17日