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【研究論文紹介】新しい論文をアップしました

【横断研究】唾液中のサイトカイン濃度は年齢,性別,歯肉炎と相関している

ヒトの唾液は、唾液性サイトカインなどのタンパク質を含む複雑な液体であり、特に小児においては、診断目的に使用することができる。
健康な小児および青年における唾液中サイトカイン濃度を評価し、年齢、性別、口腔および歯列所見との関連性を明らかにすることを目的とし、4歳から18歳の健康な小児および青年128名(平均年齢10.7歳,男性,50.8%)を対象に調査を実施した。
IL-1β、IL-6、IL-8、IL-10の濃度は、歯肉炎を有する者で有意に高かった。
唾液流量の増加は、IL-1α、IL-1β、IL-6、IL-8、IL-10、TNF-α、VEGF-A濃度と
負の相関があった。
ほとんどの唾液中サイトカイン濃度は、年齢および口腔内病変(歯肉炎、う蝕など)の有無と正相関し、唾液流量と負相関することが明らかとなった。

▶論文情報

Associations between salivary cytokines and oral health, age, and sex in healthy children(スペイン)

発行日:2022年9月26日

 

 

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