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【研究論文紹介】新しい論文をアップしました

【横断研究】非コントロール型T2DM患者では非糖尿病患者およびコントロール型T2DM患者と比較して歯周状態および口腔衛生状態が悪化している。

 非糖尿病患者およびT2DM患者を対象に、歯周臨床パラメータおよび口腔衛生とHbA1c値との関連性および重症度を検討することを目的とし、非糖尿病患者、コントロールT2DM患者、非コントロールT2DM患者に分類された144名の参加者の歯周病状態を、地域歯周病指数(CPI)、Loss of Attachment Index(LOA指数)、欠損歯数によって評価し、口腔衛生状態はOral Hygiene Index Simplified(OHI-S)を用いて測定した。

144名の参加者のうち、欠損歯列は平均2.64±1.97(95%CI 2.07-3.21;p=0.01)で非コントロールT2DMに多く、次いでコントロールT2DM 1.70±1.79(95%CI 1.18-2.23;p=0.01)、非糖尿病患者 1.35±1.63(95%CI 0.88-1.82;p=0.01)であった。

CPIスコア3は非糖尿病患者に比べ非管理下T2DM患者に多く認められた。同様にOral Hygiene Index- Simplified (OHI-S)に基づくと、口腔衛生状態の不良は、コントロールされていないT2DM患者29人(20.1%)に最も多く観察され、次いでコントロールされているT2DM患者22人(15.3%)、非糖尿病患者14人(9.7%)であった(p = 0.03)。

▶論文情報

BMC Oral Health. 2023 Jul 2;23(1):442. 

発行日:2023年7月2日

  

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